テレビなどでは『アルプスの少女ハイジで最も感動的なのは「クララが立った!」のシーン』だと幾度となく紹介されています。当時、小学生でハイジのアニメをまともにみたこともない私にとってはそのシーンが感動的だと言われてもいまいちピンと来ませんでした。

あらためてdアニメストアでハイジを視聴してみますと・・・・・アルプスの少女ハイジで最も感動するシーンは『フランクフルトに行っていたハイジがアルムの山に戻ってきておじいさんと再会するシーン』ではと思えるんですよね。

フランクフルトに行ったハイジの苦悩

ハイジはおじいさんと山で暮らすのが大好きでした。しかし、デーテおばさんに騙されてフランクフルトに連れていかれます。

ハイジはクララの元に来た当初から『山に帰りたい』と言っていましたが、クララが一人ぼっちで可哀そうだから『我慢して』フランクフルトにとどまることにします。

ハイジの『山に帰りたい』という気持ちは初期のころから病的でした。現実と妄想の区別がつかないのではと思えるほどです。

そんなハイジの息抜きの存在だったのが『クララのお父さん』と『クララのおばあさん』です。この2人が屋敷にいる時はそれなりに楽しい日々を送っていましたね~。

クララのお父さんもおばあさんも仕事の関係で屋敷からいなくなってしまいます。さらにハイジはロッテンマイヤーさんから『クララお嬢様を苦しめるから山の話をしてはいけない』と言われてしまいます。

ハイジは積もり積もった苦しみと悲しみから、とうとう『夢遊病』という精神病を発症し、夜中に屋敷の中を徘徊し始める事態になってしまいます。1974年作品で精神病を表現するとは、時代の最先端を行くアニメだったと言えそうです。

精神病となりやつれ果ててしまったハイジをみて医者は『山に返さなければいけない』と勧めます。こうしてハイジはやっとアルムの山に戻ることができました。

つまり、ハイジは夢遊病という精神病を発症するほどまでに苦しんで苦しんでやっと山に帰ることができるというわけです。これだけでも十分に涙を誘う話なんですよね。

二度と会えないと思っていたハイジが戻ってきた

おじいさんはおじいさんで、ハイジがフランクフルトに行ったとき『ハイジはもう二度とここには戻ってこない』とペーターに説明しています。ハイジがデーテに騙されて連れていかれたということを知らないため『ハイジが望んでフランクフルトに行ってしまった』と勘違いしていたからです。

おじいさんにとってハイジはとても大事な存在でした。そんなハイジが自分の元から出て行ってしまいました。そして、もう二度と戻ってくることはありません。おじいさんの悲しみは相当なものだったと思いますよ。

しかし、二度と戻ってこないと思っていたハイジが自分の元に戻ってきました。

ハイジ
『おじいさ~~~ん!』

ムスイ(※)
『ハイジ~!!!』

・・・・・あ、間違えた!

おじいさん
『ハイジ~!!』

このシーン、おじいさんの心境を考えると涙なしには見れません。いや、ハイジの想いも大変なものだったとは思いますが、私自身が男であるせいか、どうしてもおじいさんの心境になって見てしまいますね~。

何にしても、とても素晴らしいシーンです。

(※『ムスイ』というのは当ブログ主である私のネットネームです)

おじいさんの過去

アニメの方ではほとんど語られていない『おじいさんの過去』。調べてみるとこのような内容だったようです。

・おじいさんは『大地主』の子供として生まれた

・酒を飲んだくれて、ギャンブルばかりやって、全財産を失った

・両親はショックで早死にしてしまった

・おじいさんは村を出て傭兵になった

・数年後『息子』を連れて村に戻ってきた、嫁さんは不明

・神父さんの隣に住んでいた
(だから神父はアニメでおじいさんのことを『お隣さん』と呼んでいる)

・『傭兵時代におじいさんが喧嘩で仲間を殴り殺した』という噂が村に広がった

・息子は成長し、結婚、そして子供(ハイジ)を生んだ

・しかし、息子は事故で死亡、妻もショックと心労で死亡

・ハイジは妻の妹のデーテが引き取ることに

・神父や村人に『身内に不幸が続くのはあなたの日ごろの行いが悪いからだ!』と責められる

・おじいさんは村人たちとケンカして一人で山に住むようになった

・5年後、デーテがハイジを連れておじいさんの元にやってくる

おじいさんの過去はだいたいこういった内容のようです。ですから村人たちはおじいさんのことを嫌っているというか、恐れているような状況になっているようですね。

ま~この内容がどこまで正しいのか私もよくわかりません。興味のある方は小説の方のハイジを読んでみることをお勧めいたします。